【SURF Memories 2】~突っ込み隊長まさかのチューブイン~

ichinomiya ボディーボード
Taken by Daama

この日は頭オーバーで強風のジャンクコンディション。

それゆえ、入っている人もほとんどいません。

そんなコンディションでも海に入ったのは、デカ波大好きな仲間がいるから。

頭オーバーをハラ~ムネという突っ込み隊長

筆者のサーフィン仲間にちょっと面白いやつがいます。

ここでは彼を突っ込み隊長と呼びたいと思います。

彼は波のサイズの基準が人と少しズレていて、一般的に言う頭オーバーの波を、「こんなんハラムネだ!」と言います。

一般的に言うカタ以下の波であれば面ツルの波であろうとテンションが上がらず、終始「波ちっちぇえ!」とぼやいている。

頭以上ある波になると面が良かろうが悪かろうが関係なく、ウキウキ気分で海に向かいます。

そんな隊長にとって、長く乗れるか乗れないかはあまり関係ありません。

隊長が一番好きな瞬間は大きなホレてる波でテイクオフした後に猛スピードでボトムへ降りていくスピード感とそのスリル。

「恐怖感」というものをどこかで忘れてしまったんではないかと思うくらい際どい波ばかり攻めています。

人が多いのが嫌いな隊長は、頭くらいになると海に入っている人数が減るといのも好きな理由のようです。

見た目以上に楽しい波

この日は隊長が大好きな頭オーバーの波。

サイドの風が強いジャンクなコンディションだったので、人もほとんどいませんでした。

一人だったら「うーーん、やめておくか。。。。。」となるコンディションです。

好物のコンディションを前にスキップでもせんばかりの足取りで海に向かう隊長。

それを見ながら筆者は浜でストレッチ。

でかい波こわいなーと思いながら隊長に遅れて海に向かう筆者。

カレントを使って沖には割と簡単に出ることができました。

沖に来てみてよりリアルにわかる。かなりのサイズ感。

ふと周りを見渡してみると、隊長の姿が見つからない。

「え、流された!!??」と思い不安になってより注意深く探してみると、隊長はビーチでテクテク歩いてる。

この短時間で1本乗ってしかもインサイドまでつないだのか!!!

これは期待できそうだと、恐怖心がちょっとだけワクワクに変わりました。

波に乗ってみると期待通り。

大きな波が綺麗に割れて、インサイドまでずーとつながっていきます。

正面突破でアウトに向かうのはかなりハードだったため、毎回テトラの近くのカレントまで行き、そこからアウトへ。

お互いにずーとそれの繰り返しだったため、沖では隊長とほとんど会わずグルグルと同じルートを追いかけっこしているようでした。

突っ込み隊長まさかのチューブイン

最近毎日のようにハードコンディションで波乗りをして、突っ込み隊長よりも早めに疲れてしまった筆者。

疲れたから、先に上がって隊長のライディング見てよーと思い、ビーチへ。

ビーチから見ているとやっぱりハードコンディション。

隊長元気だなーと思いながら、足を伸ばしてのんびり見学。

突っ込み隊長、まずは1本レフト方向へ。

レフト方向が得意なようで、きちんとターンをして乗りつなぐ。

隊長やるじゃん。

「2本目はなかなか乗らないなー」と思ってみていたその時、突っ込み隊長大好物のホレホレの早めの波が。

隊長の隣にいたサーファーが、「え、こんな速そうな波に行くの!!??」って感じで隊長見てる。

隊長テイクオフ。

レギュラー方向に波が巻いて、隊長消える。

お、またパーリングか!?

と、思い見ているとボードが浮いてこない。

あれ?どこいった?

と、思ってしばらく見ていると、筆者が思っているよりずっとレギュラーの方向に突然ボードが飛び出してきた。

遅れて隊長の姿が。

もしパーリングしてたら絶対その位置にはいない。

まさか、チューブイン!!??

その後何本か乗った後に、隊長ビーチに戻る。

筆者:「チューブ入った!?」

隊長:「おー、入ったぜ」

筆者:「景色どんなんだった?」

隊長:「水しぶきがやばくてチューブの中の景色も何もなかったわ。チューブが小さかったから、めちゃくちゃ屈んでたけどな。あと、ちゃんと波に手を突っ込んだぜ。」

普段言葉数が少ない隊長が3センテンス以上しゃべってる。

これは相当テンションが上がっている証拠だ。

その後も終始ルンルンの隊長でした。

掘れたでかい波が大好物の隊長。

このような波ばかりいつも選んで乗っていたのが今回のチューブインにつながったのかもしれません。

突っ込み隊長の乗り方もあなどるべからずと思った一日でした。

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