波乗りLoversは波乗り大好きさんに、サーフィン/ボディーボードを始めたきっかけと、好きなところを語っていただくコラムです。
本日の波乗り好きさんは、ボディーボード愛が熱い!「ちいさん」です。
ちぃさんのプロフィール
お名前 :ちぃさん
性別:女性
ボディーボードを始めた年:2008年
ホームポイント:野手
年齢:30代
好きな波:チューブ
2022年4月時情報
ボディーボードを始めたきっかけ
海の近くに生まれたのにも関わらず、20歳頃までは全く波乗りには興味もなく、むしろ海なんて汚な過ぎて入れない!と思っていました。
だって海水なんて飲んだら病気になる…
少なくとも下痢になる…
しかも日焼けもするし…
髪の毛もキシキシ…
サーファーは平気で海でおしっこするとか言うし…
とりあえず、ありえない。。と思っていました。笑
でも、小さな頃から周りにはサーファーが沢山いて、幼馴染もプロサーファー。
学生の頃から周りにはプロサーファーやトップアマの選手が何人もいました。
私の弟も毎朝海に行くようなサーファーの1人でした。
当時リゾートバイトが趣味のような生活をしていて、一時的に実家に帰り暇を持て余していた夏に、ふと弟に「姉ちゃん!海行くぞ!」と誘われました。
あまり気が進まないながらもサーフボードを貸してもらい試しに一緒に海に行ってみました。
オンショアのスープだらけのインサイドで腹ばいでロングボードにしがみつき、初めてスープに乗れた時の波に押される感覚と波との一体感に、言葉では表せないような気持ちよさを覚えたのです!!
たった30分程の入水で、その後3日くらい筋肉痛に苦しみましたが…
波に乗った感覚が忘れられず、その後も何度か海に行きました。
でも、巻かれてばかりの私に、弟や仲間たちが「まずは立たなくても波に乗れるボディボードをやってみなよ!」と言われ、すぐさま中古屋さんに買いに行きました。
サイズも種類も何も分からず、とりあえず適当に色とかで選んだボードで始めたのがきっかけです。
すぐに波に乗れたことが楽しくて、そのまま今でもボディボードを続けています!
ボディーボードのこんなところが好き!
大自然と触れ合うことで、自分の小ささに気づく。笑
今までストレスに感じていたことや悩んでいたことが、すごくちっぽけに思えたり、大きな海の中で太陽を浴びて光合成していると、幸福感が溢れて生きていると実感する!
また、激しく巻かれた時にも大自然を感じられて最高に気持ちいい!
続けていくうちに仲間が増えて、気の合う仲間とのコミュニケーションが楽しい!
朝イチの誰もいない海に1番乗りした時や、オンショア予報の無風で貸切だった時に、とてつもなく得をした気分になれる!
一年通して波乗りすることでそ季節毎にも良さを感じられる!
夏はギラギラの太陽の下で水着やラッシュで入れる開放感がたまらない!
秋は台風が多くルートが良ければ良い波が続く!
冬はチューブ出現率が高く、比較的空いていることが多い!
春は段々ウェットも薄くなり、冬に練習したパフォーマンスが発揮できる!
他にもボディボードの魅力はたくさんあります!
やはり波との一体感!波の近くを走ることで見える景色も迫力満点!
チューブに入りやすいのも大きな魅力だと思います!
テイクオフが早く、乗れる波のバリエーションが多い!
掘れたセクションやインサイドのショアブレイクも楽しめる!
女性でも飛んだり回ったり、派手なアクションができる!
スタイル維持やビーディングによるヒップアップ効果も抜群!
ボディーボードをこれから始める人へ
正しい知識を吸収できる環境に飛び込もう!
ボディボードのイメージって、人によって様々だと思います。
同じサーファーでもボディボードの技の名前を知らない人も沢山いるし、インサイドでやるスポーツだ!なんて、言われた事もあります。笑
ボディボーダーが少ないから知られていないのもあると思います。
だからこそ、正しく知ってほしいし、是非やってみてほしいと思っています。
私はボディボードを始めてから、雑誌やDVDを見て、独学でスピンができるようになったころに、某ボディボード専門店のオーナーと知り合い、毎週のように波乗りをご一緒させていただきました。
そこでライディングのアドバイスや道具のあれこれ、色んなサーフポイントなど、ボディボードをする上での知識を沢山教えていただきました。
本当に恵まれた環境に出会えたことに今でも感謝しきれません。
上達するにつれてどんどん楽しくなったのは、恵まれた環境があったからだと思っています。
なので、自分がボディボードをより楽しむために、正しい知識で上達できる環境へ飛び込むことをお勧めします。
ボディボードを扱っているサーフショップに行ってみたり、ボディボードのイベントに参加してみたり、またはスクールを受けてみたりするのも良いと思います。
ちなみにサーフィン推しのショップに行くと、サーフィンの勧誘をされたりもします。
できればボディボーダーが多いお店や、プロボディボーダーのいるショップの方がお勧めです。
波乗りのルールとローカリズム
そして、楽しく波乗りをする為に、知ってほしいことは他にもあります。
波乗りのルールとローカリズムについてです。
ルールとは、波の優先権などの試合で使われるような一般的なルールがあります。
それが正しいことには違いないのですが、ローカリズムが強いポイントはローカルルールがあります。
なんなのそれ!ってなりますよね。笑
では、ローカルの定義とはなんなのか、実はそれも人によって違います。
私の考えとしては、通える範囲の場所で生まれ育ち、ホームポイントの海を愛し、サーファーだけでなく近隣住民ともきちんとコミュニケーションを取り、ポイントを守り、尚且つ波を回すことができる人だと思っています。
他所のローカリズムが強そうなポイントにお邪魔した際は、駐車スペースを考えたり、集団入水はせず、波が良くても堤防際や混んでいるピークは避けるなどの配慮が必要だと思います。
基本的には波情報で配信されていないポイントは、配慮が必要だと思います。
またSNSなどにポイント名と波情報を投稿するのも良くないと思います。
夏が近づくにつれて、ローカルとビジターの揉め事を頻繁に目にします。
理不尽な思いをしたり、波乗りが嫌にならないために、気持ちよく波乗りできるようにそれぞれが配慮をしながら、楽しく波乗りできる環境を自分で選んでいくことが大切だと思います。
そしてホームポイントを見つけたら、マナーを守り、挨拶を交わし、コミュニケーションを取りながら、ローカルと一緒にポイントを守っていける人が増えてほしいと思います。
Written by Chiisan
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